Microsoft Money とFeliCa2Money

FeliCa2Moneyというソフトを使っていたのですが、公式サイトがなくなり定義ファイルが更新できなくなっていました。

FeliCa2Money

マイクロソフトのマネーという資産管理ソフトがあります。
各金融機関の明細をダウンロードし、それを取り込むことができるソフトでした。
現在は、販売・更新ともにされておらず、無料で配布されていますが、自動で取り込むことができず、FeliCa2Moneyというソフトを介して取り込んでいます。

定義ファイル

Windows7のサポートが来年2020年に終了します。
それにあわせ、所有のPCをWindows10へと移行することにしました。
せっかくの機会なので、アップグレードはぜずに、クリーンインストールをしたのですが、MicrosftMoneyそして次に FeliCa2Moneyをインストールしたところ金融機関の定義ファイル がダウンロードできないことに気づきました。
なんと、 FeliCa2Money 作者の公式ページが無くなっていました。

FeliCa対応の電子マネーカードの利用明細を読み取り、OFXファイルに変換できるソフト。CSVファイルやAGRファイル…

Windows7

MicrosftMoneyも FeliCa2Money も、インストールファイルを保存していたのですが、さすがに定義ファイルはバックアップを取っていません。
幸運にも、まだアップグレードしていない、Windows7のPCがあったので、定義ファイルの場所を探しました。

Program files > Felica2Moneyフォルダを確認しましたが、更新日時から見て、定義ファイルはなさそうです。

次は、ユーザーフォルダの中の、AppDataを調べました。
すると、ありました。
なんと、「tmurakam.org」という大胆な名前のフォルダが!

中を開けると、ありました。Felica2Moneyフォルダが。

絶対これです。
上のFelica2Moneyを開くと

プログラム上で表示される、更新日時と合っています。
この「CsvRules.xml」で間違いなさそうです。

Windows10

次にそのファイルを、アップグレードしたPCにコピーします。
コピー場所は、当然同じパスのフォルダです。
同様にAppDataフォルダをユーザーフォルダから探しますが、ありません。

AppDataフォルダは、隠しファイルなので、デフォルト設定では表示されないようです。
表示タブを開け、隠しファイルをチェックします。

これでAppDataフォルダが出てきました。
AppDataフォルダを開けます。

この「Local」フォルダの中に、先ほどの 「tmurakam.org」 フォルダを丸ごとコピーすれば完成です。

ソフトを立ち上げ確認すると、ちゃんと定義ファイルが設定してありました。

注意点

今更かもしれませんが、クリーンインストール時は、この定義ファイル必ずバックアップをとりましょう。